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【メンズ】フォーマルスーツとは?はじめて購入する前に知っておきたい特徴やシャツ・ネクタイ・靴の選び方

20代後半にかけて、友人や兄弟の結婚式などでスーツを着る必要が出てくると思います。
このようなイベント事ではフォーマルスーツを着用する必要があります。

フォーマルスーツを1着持っていれば結婚式だけでなく、お葬式や法事やお盆など、「冠婚葬祭(かんこんそうさい)」で着用することができます・

  • 冠:成人式・卒業式など
  • 婚:結婚式
  • 葬:葬式
  • 祭:法事・お盆など(先祖の霊をまつる事全般)
冠婚葬祭 – Wikipedia

 

この記事では、はじめてフォーマルスーツを購入する人向けに、その特徴やシャツ・ネクタイ・靴など一緒に購入すべきセット内容についてまとめています。

僕のようにフリーのエンジニアで1着もスーツを持っていなかったり、ビジネス用のスーツしか持っていない方に読んでほしい内容です。

フォーマルスーツとは?

フォーマルスーツとは一言で言うと“真っ黒のスーツ”です。
最近では礼服と呼ばれる事も多いですが、実は礼服のなかでは最も格式が低いスーツにあたります。
本物の礼服はタキシードなどで、フォーマルスーツは無難な多用途(冠婚葬祭)で使えるスーツといえるでしょう。
先に述べたように、フォーマルスーツは”真っ黒のスーツ”です。
そのためビジネス用に着ている黒色のスーツとは異なります
同じ黒だと思って着ていくと周囲との違いは一目瞭然で恥を書いてしまうため気をつけましょう。

各種スーツの特徴と違い

スーツに厳密な区分はありませんが、一般的にはビジネススーツと今回のフォーマルスーツに分類されます。
就活などで着用するリクルートスーツはビジネススーツの1種で、就活の際に好印象を与えやすいシンプルなデザインとなっているものの事を指します。
また、ボタンの配列によって”シングル”と”ダブル”の二種類があります。
“シングル”は一般的なスーツのもので前ボタンの配列が一列になっており、”ダブル”は二列になっています。

一緒に購入すべきシャツ・ネクタイ・靴など

シーン別に必要なシャツ・ネクタイなど異なります。

1. 成人式・卒業式など

真っ黒なスーツですが、その分カラーとのコントラストが映えるのもフォーマルスーツの良い特徴です。

シャツ カラーシャツやストライプなどカジュアルでOK
シャツの襟 ボタンダウンシャツや襟が短いショートポイントカラーなどカジュアルでOK
ポケットチーフ あってもなくてもOKです。ネクタイの色に合わせるのが一般的です。
ネクタイ 細めのカラーネクタイなどカジュアルでOK
ベスト 不要。シンプルに着こなした方がカジュアルな印象です。
紐靴でも、金具が付きでもカジュアルでOK

2. 結婚式

基本的には白シャツ、白ネクタイで統一します。
友人の結婚式でカジュアル目でもOKであれば、最近はカラーを取り入れる事も多いです。
ベストの着用はよりフォーマルな印象となるので着用しても構いません。ただしベスト姿になるのはNGです。

シャツ 無地の白
シャツの襟 レギュラーカラー
ポケットチーフ フォーマルシーンには必須のアイテム。
ネクタイ同様、白いチーフが一般的ですが、ネクタイの色にあわせれば問題ありません。
ネクタイ シルバーグレイ、白黒ストライプ、または白ネクタイ
ベスト スーツに合わせた素材・カラーのものを着用することを推奨します。
「黒色・紐付き・ストレートチップ・光沢の控えめな本革」
つま先近くに横一本線が入ったデザインで、ぴしっとした印象を与えます。
靴紐を通す羽根は「内羽根式(Oxford)」で、靴紐を通す羽根が、靴の甲と一体化しているもの。

内羽根靴と外羽根靴の違い

内羽根靴:紐を通す部分が、甲の下にある。
外羽根靴:紐を通す部分が、甲の上にある。

3. 葬式

無地が基本です。

シャツ 無地の白
シャツの襟 レギュラーカラーまたはワイドカラー
ポケットチーフ 不要
ネクタイ 無地の黒
ベスト 不要
「黒色・紐付き・内羽根・ストレートチップ・光沢の控えめな本革」
結婚式用と同様で併用できます。

おすすめのフォーマルスーツは?

まずは突然必要になった時のために、あらかじめ持っておきたいセットは以下の通りです。
これだけは一通り揃えておけば安心です。
カジュアルなシーンで問題ないときはその都度買えば問題ありません。

シャツ 無地の白
シャツの襟 レギュラーカラー
ポケットチーフ 結婚式用のネクタイとセットで購入しておく
ネクタイ シルバーグレイ(結婚式用)、無地の黒(葬式用)の2本
ベスト スーツに合わせた素材・カラー。リバーシブルのものもあります。
黒色・紐付き・内羽根・ストレートチップ・光沢の控えめな本革

 

特にこだわりがなければ、ツープライススーツショップと呼ばれる店舗での購入がおすすめです。

低価格帯と高価格帯、または中価格帯を含む2~3つの価格帯に分かれている形態のことで、「洋服の青山」や「AOKI」などの有名店の事です。

ツープライスは大手5社があります。
はじめて買われる方は以下の中から選ぶことをおすすめします。

時間が無い方はオンラインショップでも購入可能ですが、できるだけ実店舗でサイズを測ってから購入しましょう。

個人的に20代の僕のおすすめは「SUIT SELECT」です。

SUIT SELECT(コナカ)

ツープライスの中ではトレンドを意識したデザイン。
細身のデザインも多くあります。
低価格でも好感度の良い印象です。

THE SUIT COMPANY(青山商事)

ツープライスで一番の知名度。
大人しめで万人ウケするデザインであり、それなりの高級感も漂います。

P.S.FA(はるやま商事)

他社が手を出さない華やかなデザインを取り入れる遊び心があるスーツも取り扱っています。
流行を意識したスタイリッシュなデザインです。

ORIHICA(AOKIホールディングス)

おしゃれさを求めているスーツが見受けられます。
高級感はさほどです。

ONLY(The @ SUPER SUITS STORE)

老舗の仕立て屋さんをルーツとしています。
アラフォー以上の方におすすめです。